俳優・声優なるサイト エデュパ

声優・俳優になれる専門学校、プロダクション、
劇団を見つけてデビューしよう!

エデュパ公式Twitter
エデュパ公式Facebook
  • 学校/養成所の紹介
home前のページへ戻る>俳協演劇研究所
劇団・プロダクション・スクール/東京都新宿区

俳協演劇研究所

はいきょうえんげきけんきゅうじょ

学校TOP
どんなトコロ?
募集コース・費用
体験・イベントニュース
名物先生
 
 
 
 
 

 

この名物先生に教わるにはClick!
俳協演劇研究所

 

養成キャリア35年の俳協演劇研究所は、演技の基礎技術の習得から上演実習を通して魅力ある演劇人を育てることを第一の目的としている。卒業後は劇団俳協が演劇活動の場を提供。本公演、アトリエ公演、地方公演の他、マスコミ出演も可能だ。これまでに木之元亮をはじめ、多くの俳優がここから巣立ち演劇界の様々な場所で活躍している。

 

 

 

 

役者、演出家、そして指導者として幅広く活躍

劇団俳協 演出部 増田敦

ますだ・あつし●1970年、千葉県生まれ。劇団俳協演出部所属、演出家、俳優。勝田声優学院、俳協演劇研究所を経て、劇団俳協俳優部に所属。劇団での舞台活動とともに、俳協所属の俳優としてマスコミでは映像、声優の仕事等を行う。2005年からは俳優業の傍ら、演出家として活動を始め、国内だけではなく、子供向けの音楽劇の演出・脚色でインドネシア公演等、海外公演も行う。劇団俳協では「新撰組」「ファニーマネー」「堕胎医」「月の岬」等、時代劇、翻訳コメディ等々、幅広いジャンルの作品を演出している。現在は、劇団俳協の子供向けのレパートリー作品である「いたずらぼうけんミュージカル かいけつゾロリ まほうつかいのでし」の演出と俳協演劇研究所の専任講師、演出を担当。

 

●増田さんが演劇と出会ったのはいつ頃ですか?

演劇に触れるきっかけは、大学で建築やデザインを学んでいる時、舞台美術という仕事があることを知ったことです。しかし、舞台美術に興味はもったものの、演劇自体に触れたことがなかったので、大学の授業と平行して、外部の俳優学校で演劇を学び、俳優に関わってみて、そこで演劇ネットワークを作っていこうと考えました。そして週一で演技を学べる学校に通うようになり、演技を学んだのが初めての演劇体験です。

 

●演劇の道に進むにあたり、俳協演劇研究所を選んだきっかけはなんでしたか?

 私が学んでいた演技の学校で、俳協の俳優さんが講師として来ていたのが1番のきっかけかもしれません。そのご縁で劇団俳協の舞台公演を観て、すごく感動したのを覚えています。
 当時、俳協演劇研究所は、授業料が無料の上、週5のカリキュラムもびっちりでかなり充実していました。また劇団員になれば、俳協プロダクションのマネジメントが受けられることも魅力でした。

 

 

 

●俳協演劇研究所での稽古はどうでしたか?今の研究所との違いはありますか?

  駄目駄目で不器用だった私からすると、私が入った当時の演劇研究所は、主観かもしれませんが週5日間制で、生徒のレベルも高くかなり過酷でした(笑)
 演技、話法、声楽、ダンス等カリキュラムも多彩で、公演も年2回あり、課題をクリアすることや、稽古に行き詰ってバイトもできなくなったりして正直死にそうでした。
 今の俳協演劇研究所は、基本週3(月水金)ペースで、年2回公演があり、演技の授業を中心に行っています。ですのでバイトなどと両立しながら学ぶのにも、時間的な拘束が少なく、昔ほど過酷ではないかもしれません。しかし、限られた時間で稽古を行い、公演で結果を出さなくてはいけないことに変わりませんので実は以前より厳しいのかもしれません。
 私の稽古で学んでいる今の生徒がどのように感じているのか分かりませんが、生活を両立させながら、じっくり学んでいきたいと考える方には最適だと思います。もちろん公演の1ヶ月前からは授業も週5になり公演の追い込み稽古もしていきます。私としては、この1年間はとことん演劇漬けになって演技を学んでもらいたいです。

 

●役者の面白さや舞台の魅力はどんなところですか?

 役者の面白さは、文字通り何の役にでもなれることでしょう。私も、マスコミや劇団で沢山の役を演じてきました。劇団俳協の公演では、ヤギや狼、風や木星など、人間以外を演じることすらありました。いろんな役のいろんな人生を演じることは、もちろん簡単ではありませんがとても楽しいものです。
 また俳協は総合プロダクションですので、映像、テレビ、映画、声優、アニメ、外画、ナレーター、商業演劇など、役者にもよりますが、あらゆる役者の仕事を経験できるのも魅力です。現場ごとに求められる演技は変わりますが、大勢の俳優やスタッフと苦労して作った舞台や作品が、誰かを笑わせて元気にしたり、喜ばれたりすることがあると、どんな苦労も一瞬で吹き飛んでしまいます。

 

●演出はどのようなきっかけで始められたのですか?

 劇団俳協でも現在公演している、きむらゆういちさんの「あらしのよるに」という絵本に出会ったことが本格的に演出を始めるきっかけになりました。たまたま立ち寄った本屋でふと手にとって読み始めたら、そのまま止まらなくなり、一気に読破して、その場で号泣してしまいました。読み終わった瞬間にこの本を絶対公演すると決意し、早速仲間を3人集めました。なにせ人も少なかったので、演出も、装置も、衣装も、全部自分たちでやり遂げました。それが初演出でした。
 そして、現在、劇団俳協の演出部で、劇団の演出をさせていただけるようになったのは、前代表の西川徹さんが亡くなったことがきっかけでした。実は亡くなる1ヶ月前に二人で一緒に飲んでいました。少しずつ劇団内の親しい仲間と芝居を作り、演出を始めていた私は、調子に乗って西川さんの芝居や演出を一方的に批判していました。西川さんは人間のできた方だったので、優しく笑いながら「だったらお前も劇団で演出をやったら良いよ。劇団も、自分も、新しい才能を求めてるんだ。次の芝居が終わったら公演の企画を一緒に立てようぜ」と今思うと泣けるくらい暖かい言葉を言ってくれました。その後、西川さんが急死して、みんなが悲しみにくれる中、私は西川さんの期待に応えなくちゃと勝手に思い、劇団に演出させて欲しいと頼み込み、劇団で演出をさせてもらうようになりました。

 

●演出家になってから役者の時には気付かなかった、お芝居に関する発見などはありましたか?

 演出をするようになってから、台本を一定の距離感を持って丁寧に読むようになりました。それまでも、役者の時には自分なりに入り込んで一生懸命読んでいたのは間違いないのですが、演出と役者では、演技の視点が違うと言うか、役者はどうしても自分や自分の役に特化して台本を読んでしまうというジレンマから開放されるのが難しいということがすごく良く分かって、良い意味で感情的にはならなくなりました。そういうところから脱却して、広い視野や価値観で演技や演劇に関われるようになったのは、進化したような気がします。気のせいかもしれませんが。

 

●今年から俳協演劇研究所で新人の育成を任されるようになったそうですが、研究生と向き合ってみていかがですか?

 いやあ、研究生は、みんな眩しいです。燃えてます。輝いてます。若いってすごい。若いエネルギーはいろいろ無駄も多いけど、無様で不器用で愛おしい。「いっぱい間違えなよ!いっぱい凹めよ」と思う。そして気付こう。変わろう。こちらも沢山の刺激をもらっています。でも、そんな風に思う自分が、実はすごくおっさんになってることに気が付いて寂しくなりました。

 

●俳協演劇研究所で初の演出作品となった『結婚契約破棄宣言』は、研究生時代に増田さんも出演した作品とのことですが、かつて自分が出演した作品を演出するというのは、どのような気持ちでしたか?

 ちょっぴり怖かったです。ある人に見られるのが・・・。でも過去自分が出演した結婚契約破棄宣言を絶対超えたいとも思いました。演出家としては、自分自身が過去に俳優として演出を受けているので、過去の印象に振り回されないようにいつも以上に自分の演出プランを明確にして稽古をしようと考えました。ただ研究所の生徒諸君の演技はいい意味でも悪い意味でもいろいろ想定外に変わっていくので、そこは柔軟に、役者の特性、課題を注視して稽古を進めるよう気をつけました。
それと、俳優の悩みが17年前の自分たちとそっくり同じで、昔の自分を見ているようで、はずかしかったり、感慨深かったりです。それと結婚を取り扱った芝居でしたので、自分が結婚してみて、嫁さんや親戚との微妙な関係性のドラマのディテールがかなり実感を持って良くわかるようになって、あらためて台本の面白さを痛感しました。

 

●今後、俳協演劇研究所の研究生にどんなことを教えていきたいですか?

 プロの俳優を養成する演劇研究所なので、俳優の面白さと厳しさをきちんと知ってほしいです。その上で、俳優を一生の仕事とするべく覚悟を決め、自分自身で自分の演技を進化させていく方法と強いメンタリティを身につけてほしいです。

 

●最後に、これから役者を目指す人たちにメッセージをお願いします。

 自分で俳優という仕事で生きると覚悟して、生き方を決めてください。
決めたら後は前向きに進むのみ。
どんな障害があっても、自分を信じて、ポジティブに行動していきましょう。
不安な時代だからこそ、人を喜ばせたり、楽しませたり、生きることを考えたり、悲しみに立ち向かったりする勇気を与えたりする、演劇という仕事が必要です。
それを担う若いみずみずしい俳優や女優が必要です。
わたしたち演劇人は、微力ですが人の生きる力を作り出す大事な仕事を担っているのだと思います。この仕事に誇りを持って取り組んでほしいです。

 

 

 

このページの先頭へ