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劇団、養成所/東京都千代田区

劇団扉座研究所

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――12月の劇団扉座第39回公演『LOVE LOVE LOVE R36』は、これまで扉座サテライト公演(研究所卒業公演)として98年より上演し続けてきた『Love Love Love』を、劇団員が演じるそうですね。

 サテライト公演の『Love Love Love』は研究生が自分たちの恋愛体験をモチーフにした短編のオムニバスのスタイルで上演していました。R36では、そのスタイルをそのままに、大人の恋を大人の役者たちが演じます。作品を提供して下さるのは、大森寿美男・大森美香・鈴木聡・鈴木哲也・千葉雅子・マキノノゾミ・真柴あずきの劇作家やシナリオライターの方々、そして私の8人です。

 

 

――以前からプロの役者でという考えはあったんですか?

 これまでの10回の公演の中でも、そのまま短編として使えるような作品はあったんです。でも、いかんせん演じているのが研究所の1年生ですから・・・。一度プロの役者で観てみたいというのはありました。そこで、作家仲間に話したところ、興味を示してくれて、夢の共演が実現できたんです。キャストは劇団員を中心に、元カクスコの井之上隆志さんとミュージカルで活躍する麻生かほ里さんに客演で出演してもらいます。

 

――ズバリ見所は?

 1話15分という限られた時間の中でも、それぞれの作家が自分の文体を持った人たちなので面白いと思います。「LOVE」という同じテーマでも、ドラマとしての捉え方がみんな違っていて、独自の世界を確立しているんですよ。俳優も腕の見せ所で、男女の恋愛という単純な枠組みを超えた面白い舞台になると思いますので、ぜひ劇場に観に来て下さい。

 

――そもそも研究生の公演で「恋愛」を取り上げたのには理由があったんですか?

シェイクスピアの作品に『ハムレット』と『ロミオとジュリエット』があります。『ハムレット』は父王を殺して王位と母を奪った叔父に対する復讐劇で、そこには謎や悲しみが内包されていて、豊かな人生経験と情感がなければうまく演じることができない。でも、『ロミオとジュリエット』は名門の子息と仇敵の家の娘との間の悲恋物語ですが、簡単に言ってしまえば若いカップルの暴走ですよね。情熱的な恋物語なら、少々の演技の未熟さも役者の若さやひたむきさでカバーできる。恋愛経験なら誰でもあるわけですから、研究生も少しは演じやすいだろうし、公演としても鑑賞に耐えられる作品が創れると思ったんです。

 

 

――ちなみに横内さんの恋愛感は?

 若い頃は性的な衝動と心情的な愛情が渾然としていたけれど、大人になるに連れて分けられるようになった気がしますね。その分、我を忘れるようなトキメキはなくなった(笑)。

 

――劇団も時を重ねて成熟してきたと思いますが、これからの方向性は?今年2月の劇団扉座第38回公演『ドリル魂〜ガ・ガ・ガ・ガ・ガ〜』では劇団初のミュージカル劇に挑戦していましたが・・・。

 

 『ドリル魂』のようなパフォーマンス色の濃い作品は以前からやってみたかったんです。若手のエネルギーも溜まっていたので、若手中心でやってみたんですが、回を追うごとに勢いを増していって、新しい扉座のお客さんを作ってくれました。これからも今までやってみたかったことを順々にやっていきたい!

 

――具体的な計画や予定はあるんですか?

 ぜひ、やってみたいのが外国での公演です。30年近く劇団活動をしていますが、今まで一度もないんです。『ドリル魂』みたいな作品を持って欧米を廻ってみたい。具体的に決まっているものでは、2008年の春に、やはり扉座では初めての児童劇をやります。99年から扉座・厚木市文化会館・厚木市民(応援団)の三位一体となった厚木シアタープロジェクトを結成。厚木市文化会館での上演の他、小学生のためのワークショップを行っているんです。芝居や表現することの楽しさを知ってもらうだけではなく、実際の芝居の面白さも子供たちに感じてもらいたいんです。

 

 

――横内さんは子供の頃から芝居に興味があったんですか?

 芝居との出会いは高校に入ってからです。演劇部に部員が足りないからといって友人に誘われて入ったのがそもそものきっかけでした。当初は人数合わせで入っただけでしたから芝居なんかには興味はなかった。ところが、ある日先輩に誘われてつかこうへいさんの『熱海殺人事件』を観に行ったんです。そうしたら、これが面白くて…。このときからですね、芝居に夢中になっていったのは。

 

 

――ずっと劇作家兼演出家として活動してきて、役者に憧れたことはなかったんですか?

 ない! 昔つかこうへいさんが、役者なんかバカじゃなければできない、そんなようなことを言っていたんです。そんなつかさんに憧れていましたから(笑)。

 

――芝居の世界で生きていこうと思ったのはいつ頃だったんですか?

 大学でも芝居を続けていましたが、卒業したら普通に就職しようと思っていました。でも、善人会議を旗揚げしたら、その後仲間はみんな大学をやめて芝居にのめりこむし、自分だけ芝居をやめることはできなかった。しかし、その頃は文化祭がずっと続けられる、そんな熱い雰囲気がありました。

 

――当時の演劇状況はどんな感じでしたか?

 まさに小劇場ブームの頃です。「夢の遊眠社」や「第三舞台」の後の世代で、「ショーマ」や「自転車キンクリート」なんかが同じ頃の旗揚げだったかな。

 

――新劇やアングラなんかに興味は持たなかったんですか?

 一時期アングラっぽい芝居をしたときもありました。アングラの人たちと話す機会もあったけれど、あの人たちは難しかったな。アングラ作法みたいなのがあって、何でもケチつけなきゃいけないの。変に物分りがいいと文句言われちゃうんだから(笑)。新劇とも距離がある存在でしたね。新劇がデパートなら、我々は街のブティックだと思ってやってきましたからね。今の若い人たちは、その辺が全然わかっていなくて、扉座も新劇の大劇団も一緒にするんだけど、違うって言うの!

 

――長年劇団を率いてきて、劇団の良さはどんなところですか?

 最近の演劇界は人間関係の面倒臭さからユニットを組んで芝居をするケースも多いですね。だけど、劇団にはベテランの劇団員から新人までいろいろな年代の人間がいて、特に新人にとっては身近なベテラン俳優から技術や知恵など、いろんなことを吸収できるので芝居を勉強するには最高の環境だと思います。

 

――役者は人生経験がモノをいうときがありますからね。

 扉座の研究所でも今年から年齢制限を撤廃して、いろいろな経歴を持った人を受け入れるようにしたんです。会社員でも何でも、いろいろな経験をしてきた人の方が、いい芝居をすることが結構あるんですよね。やる気のある人はどんどん来て欲しい!

 

 

――それでは最後に芝居の世界を目指す人にメッセージを下さい。

 

 今はあらゆる情報が氾濫しているけれど、これだと決めたら信じて突き進んで欲しい。どんな世界でも我慢しなければ身に付かないことがある。芝居の世界も同じです。役者は最低10年やらなきゃ、舞台でせりふを響かせることはできない!

 

 

 

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横内 謙介

ヨコウチ ケンスケ

1961年、東京都生まれ。

高校演劇界の寵児と呼ばれ、神奈川県立厚木高等学校在学中に処女作『山椒魚だぞ!』で全国高等学校演劇大会2位に。 早稲田大学第一文学部在学中の82年に劇団善人会議を旗揚げ。

以後、物語性に富む独特の作風で数多くの作品を発表。 92年、第36回岸田國士戯曲賞(作品名『愚者には見えないラマンチャの王様の裸』)を受賞。93年に劇団を扉座と改名。 99年には第28回大谷賞(作品名『新・三国志』スーパー歌舞伎)を史上最年少で受賞。扉座での作・演出の他に、外部団体・プロデュース公演への書き下ろしなど、多方面で活躍中。

 

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