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1982年に創立し、 間もなく創立25年を迎える劇団俳協。 演劇活動はもちろん テレビ・ラジオなどのマスコミに 出演機会を幅広く持つ劇団だ。 そして、その俳協が、 ダイナミックで魅力ある 俳優を育てるため設立したのが 俳協演劇研究所。 年2回の公演の舞台が キミを本物の役者に育てていく。
●厳しいといわれている俳協演劇研究所の試験を突破されて、研究生となったわけですが、これまで演技の経験などはあったんですか? 三浦 大学4年間演劇部に所属して、舞台をやっていました。 菅原 私も大学の演劇部に所属していました。学外の学生劇団に参加したり、演劇スクールなどにも通っていました。 高橋 私は今大学3年生なんですけど、演劇を専攻していて学校でも演技の勉強をしています。 吉田 僕の場合はここにお世話になる前に、2年ほどミュージカルを中心とした劇団で活動していました。
●いろいろな養成所があるなかで、この俳協演劇研究所を選ばれた理由をお聞かせください。 吉田 やっぱり俳協というブランドですか(笑)。というのもあるんですが、舞台以外にもいろいろと活躍の場があるということが大きな理由です。もちろん今は舞台中心に考えているんですが、将来はいろいろな場所でも活動してみたいと思っていますから。 高橋 ここは活動が週3回ということもあって、大学との両立を考えるとそこが魅力的でした。それと、俳協の劇団員さんに知り合いの方がいらっしゃるんですけど、やっぱり長く続けるにはちゃんとお金を稼げるようにならなくちゃいけない、と言われたんです。その点でも、俳協は活躍の場が広いのでいいと思うよとも(笑)。それと経済的な理由も大きいかも。比較的リーズナブルなんですよ(笑)。 |
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菅原 俳協についていろいろ調べたら旅公演をやっているということで、まずそこに魅力を感じました。それとやはり、活躍の場が広いということが大きかったです。将来の展望が開けるという感じで(笑)。 三浦 いろいろ理由はあるんですが、劇団の下部組織としての養成所ということが僕にとっては大きかったです。それとここは、稽古が昼間なんです。芝居の勉強をしながら、ほかにもいろいろな劇団とかかわりを持っていきたいと思っていましたので、そうすると普通劇団の稽古は夜中心ですから。
●みなさんそれぞれに演劇のご経験をお持ちですが、それまでやってきたことと、今とで何か違いを感じることはありますか? 菅原 やはり学生演劇の場合は楽しさというか、ノリというか、そういう感じで芝居が進んでしまうという部分があったと思うんです。でも、ここではより深くというか、今後につながるような芝居作りを教えていただいているように感じます。 高橋 大学では演技のことは学べますが、裏方さんの仕事はスタッフ専攻という形でまったく別の授業なんです。でもここでは、美術やスタッフワークみたいなことも経験できるので、より総合的に舞台がみられる気がします。
●吉田さんはすでに2年間舞台を経験されているのですが、そのときと今とでは何か違いますか? 吉田 所属していたのがミュージカル中心の劇団だったので、普通の芝居よりも身振り手振りを大きくしないといけないし、テンションも常にマックスって感じで演技することが多かったんです。ここでやはり、演技も抑えてというか、ここまでやるとやりすぎなんだなというラインが自分が想像していた以上に低くて、最初はちょっと戸惑いました。
●今は秋公演に向けて稽古の真っ最中だと思いますが、そのなかで難しいなとかこの部分は自分ができていないな、と思われるところはありますか? 三浦 今回の舞台は演者が15人登場するんですが、こんなに大人数が登場する舞台は初めてなんです。これまでは7〜8人の演者という舞台ばかりでしたから。演者が多くなると自分も舞台の上にはいるんだけれど、直接芝居に関係ないという時間も結構あるんです。セリフもないし、動きで何かアピールするわけでもない、でも舞台の上にいて芝居の一部ではある。そんな場面は、どうしたらいいのか難しいですね。 菅原 私は今回2つの役を演じるんですが、2つのキャラがまったく違うタイプなんです。1つの役はセリフがすごく多くて、もう1つはほとんどないって感じで。違うキャラをそれぞれ考えていかないといけないのは、ちょっと大変ですね。 高橋 4月からみんな一緒に学んでいるんですが、それまでの演技経験や学んだ場所もバラバラなので、1つの舞台を作るということがまだできていない気がします。舞台上のキャラクターの個はたっていいけれど、演者の個はたっちゃいけないというか、舞台上の一体感というかチームワークというかが、まだうまくできていないように感じます。 吉田 僕の場合は、今回は役として浮気をしなくちゃいけないんですけど。相手との関係だったり、家の中でのことだったり、妙にリアルな演技をしなくちゃいけなくて、今いろいろ悩んでいます。もちろん経験もないですし(笑)。
●大変な稽古の時期だと思いますが、そんななかで楽しいこととかうれしいこととかはありますか? 吉田 自分のなかでいろいろ考えて演技をしているんですが、自分でもうまくいったと思ったときに、周りの反応がよかったりするとうれしいですね。 高橋 そうですね。一緒にやっているメンバーとお芝居に関してまじめに話ができるというのは楽しいですね。友達とはまたちょっと違った感じで、今のお芝居についてや将来の夢についてまじめに話せるというのはすごくいいですね。
●今後こんな役者さんになりたいとか、こんな役をやってみたいとかいう夢はお持ちですか? 三浦 僕は喜劇が大好きなんです。舞台上で何か演技をしてお客さんがそれに対して笑ってくれる。そういう瞬間が大好きなんです。ですから、お客さんが自然に笑えて、楽しんでもらえるような、そんな芝居ができるようになれたらいいですね。 菅原 私はもともとすごい田舎に住んでいたんですが、なぜかそこにはミュージカルの旅公演が回ってきていたんです。私が演劇に興味を持ったのも、その旅公演がきっかけでした。俳協も子供ミュージカルや旅公演を行っているので、いつかそれに参加して全国の子供たちに夢と感動をという感じですか(笑)。できれば自分の地元にも行きたいですね。 高橋 私は自分のことを個性がないと感じることが多いんですね。周りの役者の友達とかは、すごく個性的な人が多くて。それで一時期悩んだりもしました。でも今は、個性がないということはどんな色にも染まれるんじゃないかって思っています。ですから、どんな役でもこなせるような、そんな役者になりたいですね。 吉田 前の劇団では対象がほとんど子供で、自分より上の年齢の人に芝居を見てもらうのは今回の舞台が初めてなんで、今からドキドキなんです。でも将来は小さな子供からお年寄りまで、幅広い年齢のお客さんに受け入れてもらえるような役者になりたいですね。
●最後に数ヶ月俳協演劇研究所で学ばれて、こんなところがいいなと感じられる魅力をお聞かせください。 吉田 いろいろなことを試して、それをちゃんと受け止めた上で、こうしたほうがいいとか、こういう方向性もあるよといった指導が受けられるのがいいですね。なにかチャレンジしたことに対して、頭からダメだといわれることはまずないです。 |
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高橋 ここの研究所は、学ぶ場というよりは実践する場だなというのをすごく感じています。学ぶという感じになると、どうしても受身になってしまうと思うんです。そうではなくて自分の表現したいことをいろいろ試して、それに対して指導が受けられるというのはいい環境だと思います。 菅原 どこかで聞いたキャッチフレーズみたいですけど「考える力がつく場所」だと思います。みんなが言っているように、自発的に行動していかないといけない場所なので、そのためにはいろいろ自分で考えなくちゃいけないんですね。そういう力はすごくつくところだと思います。 三浦 年2回の公演を中心にカリキュラムが進んでいますから、実際にお芝居を作りながら学べるというのはいいですね。もちろん、発声や体力など基礎的な力も重要ですが、実際に演じてみなければ分からないこともたくさんあると思うんです。そういう意味で、実際の公演を中心にしながらいろいろ学べるというのは魅力を感じています。 ●公演を控えた貴重な時間、ありがとうございました。秋公演の成功をお祈りしています。 |
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■俳協演劇研究所 〒161-0034 東京都新宿区上落合1-17-9 URL. http://www.haikyo.or.jp TEL.03-3950-5705 |
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