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新宿アクティビズムスタジオ

 

新宿アクティビズムスタジオは、「とにかく費用のかからない養成所を開校しよう」と日本演劇興行協会等で受賞歴を持つ講師陣に、俳優養成機関で15年勤務の実績を持つスタッフが結集して開校。安心の体験型入所オーディションで、不安を取り除いてからレッスンをスタート。画一的なレッスンを排し、国内養成所では唯一の「インド古典舞踊」を取り入れるなど、着実に身につくレッスンで1年以内に劇場映画や東京芸術劇場での舞台公演が体験できる。レッスンとプロモーションが期限を設けることなく受けられるのも魅力だ。

 

 

 

ミュージカル、演劇、お笑い、脚本・演出や講師とマルチに活躍中!!

脚本・演出家 武田直樹

たけだ・なおき●1967年、愛知県生まれ。明治大学文学部演劇学専攻卒業。ワハハ本舗、音楽座を経て、現在フリーの脚本・演出家。また、新宿アクティビズムスタジオ等の演技指導講師として後進の指導にも熱心に取り組んでいる。これまでに、劇団飛行船脚本コンクール最優秀賞、日本演劇興行協会、脚本・エッセイ・小説等で受賞歴多数。主な作品は、ちびまる子ちゃんミュージカル『まる子のシンデレラみゅーじかるの巻』(脚本・演出)、スペイン・サラゴサ万博上演ミュージカル『Manana』(作・演出)、超ミュージカル版ケロロ軍曹『コチョコチョ大作戦であります!』(脚本・演出)など。旅のエッセイ集『お値うち!ぜーたく地球旅』(三一書房)好評発売中。

 

 

世界6大陸の演劇をつぶさに観てきた武田直樹先生の一押しは、ニューヨーク!エンタテインメント・ミュージカルの余韻を残したままバーボンを飲みながら聴いたジャズは最高だったとか。自身もミュージカル作品を得意としており、常にお客さんに楽しんでもらえるようなエンタテインメントでストレートな作品づくりを心掛けているという。「僕はエンタテインメント作家だ」と自負する、その素顔に迫った――。

 

 

●現在、新宿アクティビズムスタジオの演技講師の他、脚本家や演出家としても活躍されていますが、もともとはお笑い芸人志望でワハハ本舗にも在籍していたそうですね。

 大学2年生のときに1年間だけ在籍していました。ちょうど久本雅美さんがブレイクし始めた頃です。仲間内では「お笑いの申し子」と言われていた僕でしたが、ワハハではまったく通用しなくてね。柴田理恵さんからは、一日50回は「バカ」って言われていた(笑)。

 

●ワハハ本舗での舞台経験は?

 1度だけシアターアプルの舞台に立たせてもらいました。その後、ワハハ代表の喰始(たべ・はじめ)さんから「お前はお笑い芸人には向いていない。ネタを書く方が向いている」と言われてお笑い芸人になる夢を諦めて、脚本などを書くようになったんです。

 

●すんなり諦められたんですか?

 小さい頃からずっとお笑い芸人を目指してきたので、なかなか気持ちの整理がつかなくてね。そこで、「お笑いの卒業式」をやったんです。それもニューヨークのワシントンスクエアで。

 

 

ところが侍の格好をして三味線弾いてパフォーマンスをやったら、まったく受けなくてね。演奏が周囲の喧騒に掻き消されたみたいで「聞こえないぞ!」と観客に石をぶつけられたんです、ホントに。悔しくてね。それで今度はライブハウスに場所を移してリベンジ。けっこう受けて、ここでお笑いに対する一つのけじめをつけたんです。

 

●プロのお笑い芸人になるための勉強はしていたんですか?

 小中高と地元名古屋にいたんですが、センスを磨くならやっぱり東京に行かないとダメだと思って、高校卒業後は明治大学文学部演劇学専攻に入学しました。ところが、大学に入ったのはいいけれど、みんなとのカルチャーギャップに悩みましてね。演劇の難しい理論なんかにはまったくついていけないし、知識もない。そこで1年生のときに舞台100本、映画200本を観て勉強して、2年生のときには自主映画を2本撮りました。それと、「世界6大陸の演劇を生で観る」という一人旅を敢行。世界中のエンタテインメントを観て廻った。やっぱりブロードウエイ・ミュージカルは凄かった。それとイギリスのウエストエンドのミュージカルもいいですよ。オフブロードウエイやフリンジ(小劇場)もおススメです。

 

●仕事もいろいろ体験しているんですか?

 大学卒業後はシステムエンジニアとして普通に就職しました。ちょうどバブル景気全盛の頃で給料はすごく良かったな。今だに当時の年収を超えることができませんから(笑)。その後に劇団飛行船脚本コンクール最優秀賞を受賞したのをきっかけに、当時大人気だった音楽座の演出脚本チームの一員に加わり、『アイラブ坊ちゃん』など4本の作品に携わったのが脚本家としてのスタートでした。音楽座をやめてからは社団法人の企業メセナ協議会のスタッフを4、5年勤め、並行して創作活動を本格的に始めたんです。

 

●出世作は?

 劇団飛行船創立30周年記念作品『アラジンと魔法のランプ』です。1年間の全国公演やタイ・台湾・中国公演、再々公演まで実現できた作品でした。武田直樹生誕30周年記念作品一人ミュージカル『たけだ』も思い出深い。僕は30歳になったら自作自演のミュージカルとフルマラソン完走と痔の手術をやろうと決めていたんです。痔の手術には耐え、フルマラソンはオーストラリアのゴールドコーストマラソンで5時間32分51秒で走りぬき実現。そして『たけだ』では、生身の自分とビデオを駆使して、役者からスタッフまですべて一人で行い、まさに「たけだ」づくしの作品を創り上げたんです。これがなかなか好評で、カーテンコールでは10年後の『たけだたけだ』でお逢いしましょうとお客さんに別れを告げ、10年後の四十歳の誕生日にオペラハウスで結婚披露宴『たけだたけだ』を実現させた。昨年、スペインのサラゴサ万博で上演したオリジナルミュージカルは皇太子殿下にご観劇いただき、生で殿下を見た父は大感激してました。

 

●本当にいろいろなことをされていますが、新宿アクティビズムスタジオで演技指導の講師を始めたきっかけはどんなことからだったんですか?

 新宿アクティビズムスタジオが併設する制作会社ファイナル・バロックによる観客総動員数2万7000人以上を集めた人気舞台・踊るやくざシリーズ(9作品)の脚本を書かせて頂いたのがそもそもの縁で、その後に俳優養成所を始めるにあたり、演技指導の講師に招かれたんです。

 

●講師をやってみてどうですか?

 楽しいですよ。自分で言うのも何ですが講師として優れていると思う。生徒がヘタな講師に教わるくらいなら自分が真剣に教えてあげようという使命感みたいなものも持っています。生徒に感謝されると何よりもうれしいですよ。

 

 

●自分でもできる演技の勉強法なんてありますか?

 映画でもドラマでも作品のシナリオを読んで、自分ならこう演じるとイメージして、そのあとに答え合わせのつもりでDVDなどで実際の芝居と比較してみる方法は面白いと思います。舞台を観に行くのも大切です。ただし、お金がなくても仲間内の舞台ばかりを観るんじゃなくて、自腹を切ってでも観るべき舞台は観ておくことです。

 

●脚本家・演出家として使ってみたい役者は?

 まず、エンターテイナーである人ですね。そして、視野の広い人、発見をさせてくれる人、素直な人です。

 

●ズバリ役者として成功するには?

 将来の夢はハリウッドで活躍することだとか、大きいことを言う人がいるけど、自分の国の文化や芸術も語れないようでは通用しないし、バカにされるだけ。それに、日本の芸能界で生き残っていく事だって生易しいことではないからね。分かりやすく言えば、メディア(映像)に露出できる出演者の占有率は、スター25%、タレント25%、流行枠(今ならお笑い芸人)25%、そして役者も25%でしょう。その限られた枠の中で生き残っていくには、どれだけ武器があるかですよ。これだったら誰にも負けないってモノを身につけること!

 

 

「お値打ち!ぜーたく地球旅」

三一書房

 

 

●他人にはない「自分」を持たないとダメな訳ですね。

 最近、若い人と話していて気になるのが、主語が自分じゃないんですよ。誰々がどうした、こうしたとか、第三者が主語になっているんです。もっと自分が主語になるような、ネタになるような経験を積んで自己プロデュース能力を身につけて欲しいですね。仕事を貰うにも、酒を飲んで気にいられるのも、まず魅力的な人間であることが第一なんですよ!

 

 

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