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――最近は出身の劇団若草で講師を務めているそうですね。

演技実技を担当しているんですが、教室で教えていると生徒たちの夢に向かって行くまっすぐな気持ちに刺激を受けることも多いですよ。

 

――飯塚さんが若草に入ったのは?

3歳のときに祖父の知人の紹介で入ったんです。レッスンよりもあいさつや礼儀に厳しくて、怒られて階段でワンワン泣いたのを覚えています(笑)。

 

 

――デビューは何歳のときでしたか?

4歳のとき、TBSの『東芝日曜劇場 春のうららの物語』でデビューして、その後もテレビドラマを中心に活動していました。小学1年生から5年生までの間は父の仕事の関係で台湾に行っていたので芸能界からは離れていましたが、心のどこかではずっと戻りたいと思っていたんです。それで日本に帰ってきた5年生のときに自分なりに考えてこの世界で頑張っていこうと決めて若草に戻って再スタートしたんです。

 

 

――家族の反応は?

学業との両立を前提に、自分が本当にやりたいことならと応援してくれました。ここまで来るのには一人の力じゃできなかった。両親や祖父、家族みんなにありがとうと言いたいですね。

 

――復帰後の活動は順調でしたか?

最初の頃は思うようにいかなくてオーディションを受けても落ちることが多かったし、運もなくて出演作品に恵まれませんでした。そんなとき当時の代表の八重垣先生から「運を呼ぶのも自分の力よ。」と言われてハッと気がついたんです。弱気じゃダメなんだ、自分から引きつけないとって。そうやってオーディションに挑むようにしてからはドラマ出演も少しずつ増えていきました。

 

――印象に残っているオーディションなんてありますか?

学園ドラマのオーディションはちょっと面白かった。参加者がグループを作って学級会をやっているシチュエーションで行うんです。そんなときは積極的に手をあげた人の勝ち。あるミュージカル作品のときは象のモノマネを「ブヒッー!」ってコミカルに演じたら受かっちゃった(笑)。オーディションは積極さが肝心。短い時間でどれだけ自分をアピールできるかなんです。

 

――飯塚さんといえば『ポケットモンスター』のカスミ役が有名ですが、この大きな役を演じる前と後では、声優に対する考え方などに変化はありましたか?

声優を始めた頃は声をアテるだけで精一杯でした。テレビドラマだったら自分の表情や仕草など身体を使って表現できるのに、声優は声だけしか使えないので戸惑いや物足りなさも感じていました。でも、カスミ役を演じていくうちにキャラクターと一体となって作品を作り上げていく楽しさを実感! 声優って、キャラクターと自分がどれだけ“親友”になれるかなんですよね。そのキャラクターを分かってあげられるのは自分しかいない。今はそんな創造力を掻き立てる作業や過程が楽しくてしょうがないんです。

 

 

――ポケモンに出演したことは大きな転機でしたか?

当時は大学生でしたが、なかなか自分の思うようにいかなくて、もし卒業までに納得できるような仕事ができなかったらやめることも考えていたんです。そんなときめぐり逢ったのがポケモンのカスミ役でした。そしてそこからいろんな道が広がって。その後にラジオ番組のパーソナリティや歌手活動などいろいろなことにチャレンジする機会が増えてすごく世界が広がりましたね。夢はひとつじゃないんだって。

 

 

――もしカスミ役にめぐり合っていなかったら?

OLさんとか憧れてました。お昼休みは日比谷公園でお弁当食べたりして・・・けっこう楽しそう(笑)。

 

――「私、サイコー!」と思う瞬間は、どういう時ですか?

う〜ん、やっぱりライブをやってる時かな。ステージから私が送るパワーを客席のみんながしっかり受け止めてくれて、さらに大きなパワーにして投げ返してくれる、そうやってみんなとひとつになれたときの瞬間が最高です!ライブは昼と夜の2回に分けて行うときが多いけど、できれば夜中にもう1回追加して一日3回やりたいくらい(笑)。

 

――歌手としてのキャリアも長いですよね。

歌手デビューしてもう12年になります。当時中学生でファンになってくれた人も今では社会人ですし、お子さんを連れて遊びに来てくれる方もいらっしゃるんです。

 

――ライブでは本当にパワフルなステージを魅せてくれますが、オフの日の過ごし方は?

ライブと同じでじっとしていられないんです(笑)。だからいろいろと詰め放題の一日になっちゃって。朝はゆっくり起きて、まずお気に入りの音楽を聴きながらお掃除して、ランチを食べに外に出掛けて、次は車に乗ってドライブやショッピング、ウチに帰ってきてからはDVDを観て、最後にブログの更新をしてベッドの中。こんなところが一般的。よく出掛ける場所はドライブなら葉山、ショッピングなら渋谷や原宿が多いですね。

 

――今後の目標は?

目の前のいろんな事をいろんな想いでチャレンジし続けていきたい。隅っこにいても存在感のある役者でありたいし、表現者であり続けたいです。

 

 

――それでは最後にこれから声優や俳優を目指す人にメッセージをお願いします。

夢は叶えるもの! 想い続けていれば、いつかきっとたどり着けると信じて。目の前の壁にドンとぶつかっていって欲しいです。チャンスはいろんな所に転がっている。そのチャンスをつかみとるパワーを持って、自分を信じて頑張ろう!ひとつのことに挑戦することで、そこからいろいろなものが見えてくるし、別のものを得ることができると想うんです。どんなことでも前向きに、常に挑戦! そんな気持ちを持ってお互いに一緒に頑張りましょう!

 

 

 

飯塚 雅弓

イイヅカ マユミ

生年月日:1977年1月3日  血液型:AB型

出身地:東京都

ブログ:http://blogs.yahoo.co.jp/mayumi_blog/

過去の出演作

<テレビアニメーション>

ポケットモンスター (カスミ)(1997年−2003年 テレビ東京)

ふたりはプリキュア (小田島友華)(2004年テレビ朝日)

Kanon(沢渡真琴)(2006年BS-i)

<テレビドラマ>

大地の子(咲子)(1994年NHK)

橋田壽賀子ドラマ番茶も出花(谷沢眞紀)(1997年TBS)

<舞台>

王様と私(1989年東京宝塚・帝国劇場)

源氏物語百花繚乱アンコール公演(2006年博品館劇場)

<CD>

11thアルバム クリスタルデイズ

略歴

1980年−祖父の知人の紹介で劇団若草入団

1981年−TBS『東芝日曜劇場 春のうららの物語』でデビュー

1983年−父の仕事の関係で台湾に移住

1987年−帰国。芸能活動再開

1993年−八重垣事務所に移籍

現在、テレビ・ラジオ・声優・歌手と幅広く活躍中

 

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